上手:初手は52玉
それでは本題にとりかかろう。
十枚落ち上手の初手は52玉である。
初手52玉の結論に達するまでにかなりの対局数をこなしたが、下手がどう応じてきても柔軟に対応できるのはこの52玉以外にない。
ここで26歩と飛車先を突いてきた場合は、"飛車先まっしぐらタイプ"、
76歩と角道を開けてきた場合は、"角がカクカクタイプ"と分類する。
なお、この2つの手のどちらでもない場合は、下手は十枚落ちの趣旨を理解していない。
竜と馬を作り、その竜と馬で上手玉を詰ます練習であることをしっかり伝える。
まず飛車が動けるようにするにはどうすれば良いか?
角が動けるようにようにするにはどうしたら良いか?
その答えを自ずと見つけることが出来るような指導を心がけたい。